講座36 精油のブレンド
本日は精油のブレンドについて説明します。
前回言い忘れましたが、アロマを楽しむ講座は検定にはまったく出題されませんのでご注意下さい。
アロマキュア学院に通い続けているみなさんはすっかり勉強する気がなくなった代わりに、
楽しむ意識が強くなってるはずです。
知識を求めている方はとっくに学院に背を向けているのでしょうから。
前回まで香りのノートと精油の分類について学びました。
これが何に役立つかというとまぎれもなく精油をブレンドすることにあります。
例えば、香りの相性が良いといってオレンジやベルガモットなどの柑橘系ばかりを組み合わせると
香り立ちは早いですが芳香の持続時間はとても短いものになります。
これはトップノートばかりを組み合わせてしまったための結果です。
逆に、ミルラとサンダルウッドをブレンドした場合、
ベースノートの組み合わせですから芳香は持続しますが、
最初に感じられる香りはとても弱いものとなります。
嗅覚は同じ香りを長時間感じ続けることはできません。
これを嗅覚の順応、もしくは疲労といいます。
香りのノートを考えブレンドすることは香りを長持ちさせながら、その移行を楽しむ事でもあります。
まずは好きなベースノートの精油を選びブレンドします。
香りが調和していれば次に好きなミドルノートの精油を加えます。
次も調和しているようであれば最後にトップノートの精油を加えます。
このときやみくもに精油を足していくのではなく香りが調和するかどうか、
そのつど確認しながらブレンドしていくのがポイントです。
割合はトップ20%、ミドル60%、ベース20%がバランスが良いといわれています。
普通はメインのミドルノートの香りが強くなりすぎる傾向にありますら
一概に上記の手順や割合でブレンドすることがベストとはいえません。
香りが上手く調和していない場合、強すぎる香りを除いた他の精油を倍に足します。
そうすることにより目立ちすぎる香りを抑え、バランスをとることができます。
作った香りがバランスが悪いと感じたり、物足らないと感じられるときは、
相性が良いと思われる精油を新しく付け加え、好みの香りを作り上げていくという方法もあります。
この調和とは本人が気に入る香りであればそれでいいのです。
万人に受ける物を作りあげるのはとても無理でしょうから。
好きな精油を見つけたとき、それは本当に重宝するものとなりますが、
どうしても単品ではマンネリぎみとなります。
限界はありますが、精油をブレンドすることで香りの可能性は広がり、
それがアロマテラピーの醍醐味となるのです。
ぜひ、暗い部屋に1人閉じこもって黙々とチャレンジしてみてください。
それではGood
Bye!
アロマキュア学院 「精油のブレンド」から退室
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