講座33 特別講座 アロマテラピーの歴史3 クレオパトラと芳香


人には二面性があります。
しかしながらこの二面性は人によって開きに違いがあります。
この開きが多ければ大きいほど相手を困惑させるのです。
もし、毎日を楽に過ごしたいと思うのならこの二面性をできるだけ縮める必要があります。
それは相手を楽にさせるためだけではなく、何より自分を楽にさせる必要があるからです。
※ここからフィクションが入ります。


冷房がフル稼働しているアロマキュア・ナチュラル香りの研究所の一室では、
あわただしく研究員が動いていました。
湿気を防ぐため、奥の倉庫の整理を始めていると、
ほこりをかぶった一冊の古い書物が見つかったのです。


 〜華麗な花と鼻の真実〜  紀元前70年 エジプト


暗闇が包んだ広大な砂漠を一瞬照らした閃光は、激しい怒号で大地を響かせます。
激しい豪雨と鋭い雷鳴が響き渡るその光景はまるで天空の神が暴れているようでした。
しかし、これは長期の干ばつに耐えた土壌、植物、人々を潤す恵みの雨となります。
どんな小さな植物もこの厳しい自然と共存しているのです。


その日、アレキサンドリアにある城では、
女王として即位したクレオパトラに対する祝福の儀式が行われていました。
彼女は若干18歳でしたが、その権威に腰がひけるどころか、
周りの官僚さえも驚くほどの風格がありました。
高台から膝まづいた官僚を見下ろすクレオパトラはこの日を待っていたとばかりに
鼻高々の気分を味わいます。
実際の彼女の鼻は高すぎたのにも関わらず。


そんな彼女の鼻をへし折るような事件がおこります。
そのころ、ローマの英雄シーザーが軍をひきつれエジプトを占拠しはじめていました。
クレオパトラはローマと同盟を結ぶか戦うかを迫られたのです。

彼女は知っていました。
ローマと同盟を結ぶということはエジプトが不当な扱いを受けるということを。

わが国の未来を握る立場で自分に絶対的な自信を持つ彼女は脅しに屈することはありません。
しっかりと同盟を結び、おまけに体も預けたのです。
この戦略は間違っていませんでした。
シーザーを虜にしたクレオパトラはエジプトの立場を守ったのです。

それから4年後、シーザーは殺害されました。
これまでシーザーによって守られていた立場のエジプトは大きな危機を迎えます。
危険を察知したクレオパトラ。
今度は何とローマの英雄アントニウスにしっかりと体を預け、虜にし苦境を脱出したのです。
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「んー。何とか読めるのはここまでだなー。」
研究員は本を閉じました。
古い書物はカビやシミがひどくここから先は読む事ができませんでした。


ここである疑問が浮かびました。
ローマの英雄シーザーやアントニウスを虜にしたクレオパトラは本当に絶世の美女だったのか?
なぜ香りと関係ないクレオパトラの本が研究所で見つかったのか?


真相を確かめるべく学院研究調査班は現地アレキサンドリアに飛びました。
グレコ・ローマン博物館にはクレオパトラの彫刻が展示されています。
期待とは裏腹に結果はあっけないものでした。
クレオパトラは誰の目からみても美女とはほと遠いという残念な結果に終わりました。


それではなぜ、クレオパトラはローマの英雄を手中にすることができたのか?
そこには彼女の知性を感じさせる話術が関係していました。

クレオパトラの優れた知識や洗練されたしぐさは現地でもよく知られていました。
知的で上品な彼女の話し方に相手は心を奪われます。
しかし、それではまだ証拠を裏付けるには弱いと感じた研究調査班はさらなる調査を実施し、
ついに決定的な真相をつきとめたのです。


クレオパトラは香りを自由に操る事のできる知識と技術をもっていました。
彼女が浴槽や絨毯をバラで敷き詰める習慣があったのは有名な話ですが、
実はそれ以外にも香りを活用していたのです。

深い眠りを求めているときバラの花びらを枕に詰め、
元気を求めているときはラベンダーやローズマリーを代用しました。
彼女が乗った船には高級な香が焚かれ、港から船が見えなくともその香りが風に運ばれ
帰港が近いことを知らせていました

この香りを駆使したエピソードから、クレオパトラがシーザーやアントニウスと対面する際、
相手をひきつける香りを身にまとい用意周到に準備していたことは容易に推測されます。


現在、市販されている香水は異性をひきつけることのみを重視している傾向にあります。
香水メーカーはこのコンセプトを元に研究、製造し派手な広告宣伝、販路拡大をしています。
しかし、忘れていけないのは内面から発せられる香りも実際にはあるということです。
人間の何百万倍もの嗅覚を持つ犬は匂いで相手の機嫌を察知します。
退化した人間の鼻ではすぐに察知することは不可能ですが、
人も気分、体調によって違った匂いを発しているのです。
心の奥底に策略や憎悪が潜んでいる場合、
いくら表面を香りで覆ったとしてもいつか相手はそれを察するでしょう。


クレオパトラは自らコブラに胸をかませて命を絶つという悲劇的な最後を迎えます。
彼女は香りを使って相手を利用するのではなく、
香りの豊富な知識を生かし自らの欠点を補うという方法を実践するべきだったのではないでしょうか。



人には二面性がありこの開きが大きいほどとてつもない反動が起こります。
それは乾いた砂漠に突然現れる嵐のように・・



          〜 Fin 〜




※アロマキュア・ナチュラル香りの研究所とは架空の組織です。
 物語の背景は全てフィクションです。



アロマキュア学院 「特別講座 アロマテラピーの歴史3」から退室




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